2009 |
04,07 |
«もう間もなく!»
2009 |
04,06 |
«春が来た»
お久しぶりです
二口です
いくつかの時間が過ぎました
よいものも、そうでないものも
決して眠っていたわけではないのですが
いつの間にか桜も咲き
京都の町は少し霞んでゆらゆら揺れています
昨年11月の広島以来の「顔を見ないと忘れる」公演が近づいてきました
私自身は初めて名古屋に芝居に参ります
緊張します
緊張しすぎて怖くなって
さっそく頭の支度をしてしまいました
そうです「あたま」の支度です
広島公演からしばらく伸ばしていた髪の毛をまたも3ミリに刈ったのです
実はその儀式は(髪の毛を刈ることを私はそう呼んでいます)自らの手で行っています
新聞紙を広げ、半裸になり(あまり想像しないで!)コジマで買ってきたマシンを使って、じゃりじゃり、するのです
これがまたなかなか難しい
鏡を手にしながらやるのですが前は見えるが後ろが見えない
見えない状態で手の感触だけを頼りに刃を頭に当てていく
頭皮がひりひりし始める
じゃりじゃり、という音がだんだん、じりじり、に変わる
じぃじぃ、にもなったり
感覚を研ぎ澄まし
1ミリの誤差を探し当てる
何度も何度も刃を当てるうちにやがて、じじ、じ、と音はなくなる
マシンはうんうんと空を切る
すっかり頭の皮膚は色づいている
達成感、そして少しうっとり
いや、ほんとです
この時間は私にとってはとても大事なものです
気持ちを新たに、はじめての時間を迎えるために
名古屋でお会いできるを楽しみにしています
二口です
いくつかの時間が過ぎました
よいものも、そうでないものも
決して眠っていたわけではないのですが
いつの間にか桜も咲き
京都の町は少し霞んでゆらゆら揺れています
昨年11月の広島以来の「顔を見ないと忘れる」公演が近づいてきました
私自身は初めて名古屋に芝居に参ります
緊張します
緊張しすぎて怖くなって
さっそく頭の支度をしてしまいました
そうです「あたま」の支度です
広島公演からしばらく伸ばしていた髪の毛をまたも3ミリに刈ったのです
実はその儀式は(髪の毛を刈ることを私はそう呼んでいます)自らの手で行っています
新聞紙を広げ、半裸になり(あまり想像しないで!)コジマで買ってきたマシンを使って、じゃりじゃり、するのです
これがまたなかなか難しい
鏡を手にしながらやるのですが前は見えるが後ろが見えない
見えない状態で手の感触だけを頼りに刃を頭に当てていく
頭皮がひりひりし始める
じゃりじゃり、という音がだんだん、じりじり、に変わる
じぃじぃ、にもなったり
感覚を研ぎ澄まし
1ミリの誤差を探し当てる
何度も何度も刃を当てるうちにやがて、じじ、じ、と音はなくなる
マシンはうんうんと空を切る
すっかり頭の皮膚は色づいている
達成感、そして少しうっとり
いや、ほんとです
この時間は私にとってはとても大事なものです
気持ちを新たに、はじめての時間を迎えるために
名古屋でお会いできるを楽しみにしています
2009 |
04,04 |
あ。
というまに、名古屋での公演が迫ってきた。
広島での公演を終えて以来のこの演目の上演、役者たちも私も緊張している。
この半年間、役者二口大学も押谷裕子も、演出鈴江俊郎も制作脇野裕美子も役者としていくつかの舞台を踏み、もうそりゃ六面八臀の活躍だったのだ。
とはいえ、このお芝居をぼやっとほったらかしにしていたわけではない。きちんと集まって一月に一回はあっためよう、という活動が継続し、さあいよいよその成果が間もなく結実するのだ。そのはずだ。
あったまった演目はすっかりホクホクで、このあと誰かがお尻を下したら「ちょっと。だれ。」と文句を言われるのは間違いない。それくらい温めておきました親方様、という状態なのだ。
写真は松山の海。
この芝居のための集中力を高めるために旅していたのだ。
美しい夕暮れだった。
うん。
いやがうえにも私たちは盛り上がっている!!
**
●愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加
09年4月18日(土)13:00/16:00/19:30★
19日(日)13:00/16:00
★……終演後、アフタートークを行います。
ゲスト:刈馬カオス氏(テラ・インコグニスタ代表)
演劇ユニット昼ノ月 「顔を見ないと忘れる」
作・演出・照明プラン/ 鈴江俊郎
出演/ 二口大学 押谷裕子
――監獄の面会室。ちっとも改まらない盗癖の夫。会いにきた妻は愛想つかしているのに別れられないのです。二人の人間模様を笑いもたっぷりに描くうち、私たちは人のあり方を見つめないではいられなくなり……私はここにいていいのか?ここに来ていいのか?……ドラマは不思議に滑稽な味わいで展開されていきます。――
日時指定、全席自由 前売2,800円 当日3,000円 高校生は1,000円(前売のみ学生証提示)
2009 |
03,01 |
鈴江俊郎です。
上品芸術演劇団「あたしと名乗るこの私」大阪精華小劇場での公演、無事終わりました。
年末三日、正月の三日間をつぶして他の用事をなぎ倒して作りまくった舞台美術。おおきなものだけにそれを組み合わせて眺めてみることもなく本番の会場でくみ上げたときのあの安堵感といったらございません。
ああ、やっぱり絵で描いてみた通りにはできるものだなあ、と妙に感心してみたり。しかしこれは客席に座ってみないとわからないものだなあ、とその圧迫感を自画自賛してみたり。
上演に来ていただいた皆さん、ありがとうございました。
また機会があれば是非感想を聞かせてください。
そして、次の企画が始まる。
広島で昼ノ月がお世話になった役者さんたちを、今度は私たちが招いて、上演をしてもらうのだ。そして交流する。鈴江の脚本作品。そのあと作り手と交流しよう、というワークショップだ。
どうか皆さん、どしどし見に来てください。参加してください!
……………………………………
上品芸術演劇団 主催
広島【黄金山アタック】東京【M&M】 若手演劇人たちの芝居を見て交流するワークショップ
[共催]京都市東山青少年活動センター 2009年3月27日(金) 18時10分
詳しくは
上品芸術演劇団ブログ
http://blog.livedoor.jp/zyouhinn/?blog_id=1660340
まで。
どうぞよろしく!
2009 |
01,16 |
«壁の模様 »
年末年始、鈴江はたたき。連日連夜のたたき。舞台美術の建築工事、小細工仕事、のことだ。理想は高く、図面はすてきで、しかし作業は地道でダサくて泥臭い。六つ割の角材って65ミリの釘を縦に入れるとどうしてああもろくも割れるのだろう。ベニヤ板で作ったパネルはどうして冬の風に負けて軽々と道端をころがっていくのだろう。大晦日、強い風にあおられてメンバー女子が作りかけの箱、になりかけてるムカデみたいな形の木材とベニヤ板の組み合わせをとばされてたのには笑った。長さ3メートルほどもある大きなかたまりが目の前でふわり、と空中に浮いたあ、ありゃあ…こんどは見事に着地した、と思ったらその次の瞬間にはもとの材木の形にばらばらに分解してしまったのだ。メンバー女子はもう半泣き。数時間かけた作業だったのにい……だけど笑うほかなかった。そこまでていねいにばらばらになるか?というくらいばらばらになったのだから。
寒いし痛いしきたないし、SIKだ。病気だ。僕らは。こんな作業を楽しんでいる。
理想は高く。高く。鈴江俊郎です。すてきな壁を作るのだ。まちなかはすてきなモデルに満ちている。でもできるのかなーー?
上品芸術演劇団「あたしと名乗るこの私」http://www.milmil.cc/user/jouhin/チケット発売しています。どうぞよろしく!
鈴江俊郎
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