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演劇ユニット 昼ノ月

3人でお芝居します。
2018
08,19

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2007
05,09
前回からの続きを。
ちびちび書いてすみません。一気に書けないのです。
続けて読んでくださってる方はヤキモキされているかもしれませんね。

では「ベンチの風景」の復習から。(ルールは「俳優の身体を探す旅に出た2」を参照)
前日もやっていることもあり二回目になる人はすんなり入れたようです。今日始めての人も見ているうちになんとなく理解してくれた様子。ポイントは「積極的に表現する身体」でいる、です。
ここで60代男女お二人が(本来的にはこういったワークの場合年齢は関係ないという点がよいところなのですが、人生が大きくドラマを導き出す点もあり、なかなか侮れないのですという意味で書きてます)やってくださいました。まず女性の方が出てきてイスに座りました。何かを待っているような、ただ坐っているような。そこに男性がやってきて彼女を見つめます。じーっと。女性の方は気になってきます。だんだん。居心地悪いような、でも注目されていることがまんざらでもない様な。しかし彼は本当に執拗に彼女を見つめ続けます。彼女の居心地悪さは大きくなり彼を避けるようになります。でも彼はちょっとずつ近づいたり離れたりしながらベンチの周りをぐるりと回ったりしました。彼女はそれを突き放したり、でも一瞬受け入れたそぶりをしたり。なんとも二人のやり取りがいじらしく、求めてるのに受け入れない、受け入れたくないけど離れたくない。不思議な時間になりました。合図をして終わりになった時、皆から自然拍手が起きました。見ている側は本当に目の前に起こった出来事に注視していたのです。目が離せなかったのです。緊張が切れたので思わず手を叩いてしまったのでしょう。面白い瞬間でした。
このとき私には「だだっ広い田圃の中にポツンと立っているバス停のベンチにセーラー服姿の女子高生が坐っていて、そこに農作業の途中の青年が通りかかった、しかも彼は以前から彼女のことを気に掛けていたのだ。なんとかしてなんとかして彼女にその気持ちを伝えたい、でも恥ずかしいどうしよう。彼女も受け入れたいけどまだ駄目よ、駄目じゃないけどやっぱり今は駄目よ。」という背景と物語がばぁーっと浮かびました。お二人とも60歳を超えていらっしゃる(何度もすみません)にもかかわらず私には20歳の青年や女子高生に見えたのです。

これはほとんど妄想ですね。
イヤでもこの妄想こそが何かを生み出す入り口かもしれないとも思っているのですが。

こんなドラマもありました。これも男女。まず男性が出てきてイスの座りました。何かを期待するわけでもなくただ。そこに女性がやってきました。彼女はひと目見た瞬間立ち止まりました。そして動かなくなりました。男性の方はそのことが気になりドキドキしていましたが、しばらくして立ち上がり近づいてみました。「どうしたの?」という感じ。彼女はおもむろにジャンパーのチャックを開け、掛けていたネックレスを首から外し彼に手渡しました。戸惑う彼。すると彼女はすぐに勢いよく彼の手にあったネックレスを取り返し、見つめます。さらにドキドキの彼。ものすごい男女のやりとり。彼女は突然動きます。ぐるりとベンチ越しに回り込み彼の背後に。彼は理由が分からず振り向いたのですが、やがて彼は彼女がネックレスを首に掛けてくれようとしたのだと分かり、自ら首を差し出します。にょきっーと。無事ネックレスは彼の首につけられたところで終わりが来ました。
こうして書いてみると、なんともない普通の男女の恋物語じゃないか文章にしてみると陳腐だよ、と思ってしまうのですが実際それを目撃している私たちには瞬間瞬間が何が起こるか分からない発見、ドキドキの連続なのです。ドラマの筋ということにのみ視点を置いているのではなく、一瞬一瞬の出来事の隙間にある「何か」を、そこに確実に居る人の心の襞のようなものを感じ取って、面白いと思ったりまたそうでもないと思ったりしているように思います。いい時間だったように思いました。これを読んでもピンと来ない方、うそくせぇーと思われる方はぜひご自分でも試してみてください。実際やってみることおススメです。

ここまで来るとずいぶんと参加者の方の空気が前のめりになっているのを感じました。
さてこれでベースが出来ました。ここからが創作です。
でももう15時を回りました。スケジュールを時間的にオーバーしています。
7分の休憩を取りま~す。

すみません、書いてる方にも休憩を。
続きはまた。

そうヤキモキしてもらって読んでるだけでも演劇体験。そんなわけないか。
では。


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2007
05,08

お待たせしました!
いや、待ってなかった方もどうぞ見てやってください。

前回からの続き、ワークショップ2日目のことを書きます。
今日のテーマは「プラスになるなにかを作る~表現の湧いてくる身体~役になり、役を作ります」ということで、平たく言えば「創作の紹介」です。「動き」から「役」を創作していきます。
しかし「動き」から役を創るとはどんなことなのでしょう。皆さんはどんな想像をされますか?さっぱり分からん、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?でも実は私自身もわかってやっていたのではありません。なんとなくこんなことになったら楽しいだろうなぁ、という程度には頭の中に絵はあっても、具体的な手順はそんなにはっきりとはありませんでした。皆さんに「ポーズとそこから派生する動き」を3つ持ち寄ってもらい(前日から宿題としてお願いしていました)それを皆でああでもないこうでもないといいながら人間を、その背景を想像していったら何か勝手に生まれるのではないか、と。
さてさて、こんな無責任な状態がどうなりましたか。はじまりはじまり。

前回も書きましたが2日目の参加者は16人!こんなに集まっていただけるなんて、本当に驚きです。20代から60代まで幅広い年代の方がいらっしゃって、これからどんなドラマが始まるのかワクワクしました。
挨拶のあと軽く身体を動かし内側から温めます。ある範囲を自由に歩いていただき合図で近くにいる人と「挨拶する」「いちゃいちゃする」「親子になる」「喧嘩する」など。最後は「全員で肩を組んで坐る」、小さな円を作り名前の交換。なんとなくみんなの顔が分かってきました。
広がって前日の復習です。身体の軸を探しそこを動きの中心として経済的な動きを実践する。何故だか昨日より楽しそうです。やはり昨日は身体を解放するというより、緊張感が勝っていたのかもしれませんね。楽しくなると案外身体に対して繊細になるものです。もちろんだらけてしまってはいけませんが、リラックスと程よい緊張がよい身体のバランスを保つのではないでしょうか。その意味ではとてもよい感じにやっていたように思えます。
次ぎにもうひとつの復習「ベンチの風景」。

いやぁ、ここまできてまたもお仕事に行かねば!はぁ、では続きはまた。

2007
05,07
無事に2日間にわたるワークショップが終了しました。 

参加いただいた方々本当にありがとうございました。
感想をぜひ送ってくださいね。楽しみにしています。 

前回の続きワークショップの後半について書きたいと思います。
休憩後は5,6人組みで同時に歩く、止まる、ゆっくり歩く、止まる、走る、止まる。という「気配」を感じ取り動きを作っていくということをやりました(実はこのワークは最近ある授業で拝見して大変面白かったので実践させていただいたのもです)。同時に動き出すことはやはり難しく、受身だと止まった状態が長くなり前に進まず、ただ誰かだけが積極的でもばらばらになってしまいます。全員が積極的に気配を感じ取り、動こう、相手と前に進めよう、としないと上手くいきません。でも何度かやることで少し積極的になるということを感じてもらえたのではないでしょうか。
今回の「俳優の身体」とは「積極的に表現する身体」ということをテーマにしていますので、ここでその入り口に少し立てたような気がしています。
次に「ベンチの風景」という(私が勝手に名づけているものです)ことをやりました。舞台の真ん中にイスを三つ繋げたベンチを置き、上下から一人ずつ出てきてそのベンチで出会います。出会って、ただ出会うだけでどんなドラマが生まれるのか、即興で演じることをやってみましょう、というものです。ポイントは出てくるそれぞれの人は背景を持ち込まない、言葉を使わない(言葉となりうるしぐさも)、日常よりもより積極的に相手を感じ関わりを持つということです。
単なる日常の再現ならばわざわざ演劇にする必要はないわけです。積極的に関わろうとすることで日常をポーンと飛び越え表現の広場に入り込もうということです。難しく考えてしまったり、正解を知りたいと思ったら何もはじまりません。ドカーンと感じる入り口を広げてやればただよいのです。
参加の皆さんは私の言葉足らずの説明にも関わらず、十分に理解してくださり不思議で自由な劇的時間を作ってくださいました。
ある人はものすごく相手の福耳が気になりどうしても反対側の耳も見たくなりました。じっーと、本当にじっーと。でも相手はそんなこと分からないので戸惑いドキドキする時間が生まれました。不思議なのですがそんなやり取りでもとても面白くなるのです。やっている本人たちには分からないことでも、観客の目線からは想像力を伴ってみれば、とてもよく分かる世界が生まれるのです。
最後には次の日に繋げる「ポーズ」をやってみました。1分間で1つのポーズを考えてもらい、それを見て観客の側で想像を膨らませる。どんなふうに見えたかを提出し合いました。例えば膝を抱えた女性がうつむいている。そこは何処なのか。何歳ぐらいなのか。他に人はいないのか。他には手を中途半端なところで万歳をしている格好で、表情は驚いている様子。一見ただビックリしているだけの様。だけどある人はその手の前にふすまが見えるといいます。なるほどふすまが倒れてきたからそれを咄嗟に押さえたんだ。などなど。人によって見える世界が少し違います。
またポーズを2つ組み合わせてみるとどんな背景が見えてくるか。背後にどんな世界が潜んでいるのか。止まっている絵からどんな物語が生まれてくるか見てみました。それはね。

このことは2日目のレポートでも詳しく書こうと思いますので後日のブログも見てください。
なにせ2日目は参加してくだすった方は16人!抱腹絶倒、すごいことになりましたから! (そのすごさをきちんと伝えられるかはとても自信がないのですが)

おっと、今から仕事に行かねば。
ちょっと急いでて書き方が乱暴になっているところもあるかと思います。ごめんなさいです。
では。
2007
05,05
5月4日。Tシャツ一枚でもよいぐらいの大変気持ちのよいお天気。
京都府立文化芸術会館3階和室での2日間計7時間にわたる昼ノ月ワークショップがはじまりました。まずは開催できたことに感謝いたします。
初日の昨日は10人の方が参加してくださいました。なかには60歳を超えていらっしゃる方も!参加者の皆さんありがとうございます。
はじめて演劇のワークショップに参加した方もいらして少し緊張ムードではじまりました。でも実は一番緊張していたのはナビゲーターを務めた私だったようです。やろうと思っていたことが三分の二ぐらいしか出来ず少しあせってしまいました。いろいろやろうとしすぎたようです。流れの悪い時間もありましたが、今日に活かせればと思います。

しかし「俳優の身体を探す旅に出る」というタイトルはなんと大袈裟なのでしょう。自分で考えておきながら無責任な話ですが、タイトルをつけたら内容がそのうち勝手に浮かんでくるかなぁなんて感じで決めたのですが、いやぁ大変でした、全然浮かんでこなくて。ぎりぎりまでああでもないこうでもない。四苦八苦。これが色々やりすぎてしまった原因でしょうか。タイトルはやはり大事ですね。

参加したくても出来なかった人のため、内容を簡単に紹介しますね。
1日目のテーマは「邪魔なものをとりのぞく~かたよりのない身体~」です。
18時ちょっとこぼれてスタート。挨拶のあと名前の交換、そして「なまえ鬼」。鬼ごっこなのですがタッチされそうになったらほかの人の名前を呼び鬼を交代させタッチから逃れるという、ちょっとややこしい鬼ごっこ。なかなか名前が出てこなくてタッチされてしまう人、とても狭い空間で行っているのでキョロキョロしている間にタッチされてしまう人など様々。生き残ることも「鬼ごっこ」というゲームの性質上大切ですが、とにかく狙いとしては動かし動かされる身体になり内側から身体を温めることです。次に行うストレッチをしやすくするためです。
ストレッチにちょっと時間を掛けすぎました。身体を感じて欲しいと思いすぎたようです、反省。
次に腕を振り身体の軸を意識し、腕の重さを使い経済的な動きを発見します。右腕と左腕を全く対称に交互に回すことでそれぞれが作り出すエネルギーを循環させます。運動とはエネルギーを生み出し活かすこと。立ち居振る舞いが無駄のない力(エネルギー)だけで行えれば動きは自然とシンプルに且つ綺麗になります。
例えば歩くにしても身体が前に倒れていくので足が出る前に出るだから進んでいく、ただ身体を前に倒れないようにしていることが実はシンプルに綺麗に歩くことになるのです。
次は固定点を見る。二人組で一人はマーキング役で胸に手を固定します。もう一人がマーキングに手を合わせて(空中であわせる)その手を動かさないように目を瞑り息を吐きながらだんだん身体を離していきます。吐ききってとまりマーキングとどれだけずれたかずれなかったかを見ます。そしてもう一度目を瞑り今度は息を吸いながらもとの体制に戻ってきます。その時きちんとマーキングのところに戻れたかどうか確認です。ポイントは離れていく身体を意識しつつ手を遠ざける点です。一点を固定しようと思うと相反する力が加わった時何もしないと力が掛かる方に引っ張られてしまいます。なので反対の力をきちんと掛けてやらないといけないのです。つまり身体を離しつつ手は前に押し出さないといけないのです。身体の中で反対方向に引っ張りっこしている状態が一定の均衡を維持するのです。結構難しいので皆さん何度もチャレンジしてました。
ここまで来て休憩を取りました。19時半を回っていました。動き続けてきたので皆さん結構しんどかったのではないでしょうか?朝が大変かも。

後半はお芝居に少し入っていきましたが、また後日書きます。
これから今日の準備です。
では。

2007
04,05
4月5日。息子の春休みが今日でようやく終わる。やれやれである。
こう思っている親御さんも案外多いのではないだろうか。
子供と一緒にいるのはもちろん楽しい。でもずっと続くとしんどくなる。ねばねばしてくるのだ。
変な感じだが、これが実感だから仕方がない。
このねばねばからなんとか逃れようと苦心惨憺時間の過ごし方をひねり出さなければならない。
これがまた結構大変なのだ。

3月の終わりに神戸の王子動物園に行った。
二日酔いの頭で彼と二人阪急電車に乗り1時間半ゆらり揺られて。
彼は大はしゃぎだ。なにせ上野でしか見られないと思っていたパンダがいるのだから。おまけにコアラもついている。走り出したら止まらないぜ、とばかりにグイグイ手を引っ張っていくからたまらない。勘弁してくれ世界がゆがんで見えるんだよ、といったところで聞く耳持たずゲートをくぐると一目散にタンタンとコウコウのところに。
しかし行ってみるとふつーにごろごろしていた。実にふつーに。どってぇぶやっと小汚く茶色く薄汚れたどうぶつが寝転がって笹を食べている。イヤ落ち着いて考えれば当たり前のことなのだが、パンダといえばガラス張りの小屋の中で鎮座ましましているイメージがあったのでなんだかそれはそれで気が抜けてしまったのだ。
しかしそれを見ている彼の頭の中では今日のお土産はタンタンのぬいぐるみにしようか、それともコウコウのキーホルダーにしようかという算段がどうやらはじまっているようだ。かわいぃ、という声がいつもより高い音で出てきている。やばいなぁ、よけいに世界がゆれちゃうよ。

とても良い天気のわりには時間が早いせいか人も少なめだ。
おおかたの見たいものを見終わりぶらぶらしているとシベリアオオカミの隣にオオヤマネコがいた。
初めて山猫を見た。
宮沢賢治の童話に「どんぐりと山猫」というお話があって、何度か小学校などに絵本朗読もしに行っている。でも実際に山猫を見たことがなかった。ほんとに耳がぴんとして、その耳から長いしゅっとした毛が空に向って伸びている。威厳があり堂堂とした姿にびっくりした。かっくいい。しかもなぜか旧友と再会した気分だ。すっかり抜け落ちていた記憶が埋まり、点と点が結ばったような気もする。とにかくぐらぐら頭がいっぺんに吹き飛んだ。世界の歯車がゆっくりと動き出したのだ。
いやぁ来てよかった。感動した。興奮した。

お土産はタンタンのぬいぐるみ。もちろん大奮発だ。
いやいや春休みも悪くない。









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