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演劇ユニット 昼ノ月

3人でお芝居します。
2024
04,20

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2008
05,31
二口です

ついに来週が本番になりました。
稽古も終盤です。
でも何が終盤なのかな。
ふと思います。
この公演は京都だけではありません。
鳥取、倉敷、東京、それからまだまだ秘密にしていますがやる予定です。
そうです。
実はまだまだ序盤なのでした。
おっとっと。

稽古をすると身体のどこかしらが変化します。
変化はその日の遅くには消えてしまいます。
見えなくなります。
でも無くなったわけではありません。
しずかに体のどこかの場所にたまっているのです。
きっとそんな場所があるのです。
どこかに。
身体の。

稽古の言葉はその場所に。
しずかに積み重なり。
いつしか塊となって。
湧き出て。
自身の身を助けます。
きっと。
 
時間はいつしかどうしようもなく。
はじまりがあって、おわりがあるのですが。
いままだはじまったばかりです。
稽古の言葉はまだまだきっと。
場所が変わればきっとまた。
新しく生まれてくるでしょう。
ずきずきと。
そして身体のどこかにたまります。
しずかに重なるように。

身体のどこかにたまっている変化。
いつしか立ちのぼる変化が楽しみです。

いつまでも変化し続けることを変化を抱えもつことを「ドラマ」と呼ぼう。
そんな決意があります。

劇場でお会いしましょう。

ではまたそのときに。

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2008
05,27
二口です

理想があります。
演技についての。
実現不可能なような。
でも。
演出家は云います。
理想を。
当たり前のように。
自身の文脈で。
心地好い理想か、そうでないか。
役者は考えます。
それはどうなのか、を。
長い自身の文脈の中で
探します。
そして、ある時気付きます。
本当に必要なものは確かにあるのだと。
文脈を文節化したところにはっきりとくっきりと。
その瞬間に。
その隙間に。
その間に。
言葉があり行動がある時間。
稽古という時間。
演出家の言葉はいつも目の前にあります。
そして自身の言葉を強引に並べてみたりします。
ずきずきと。
その瞬間に。
その隙間に。
その間に。
でも。
心地好い時間。
こんな作業自体が演劇だ。
私はそう思う。
誰がなんと云おうが。
そう思う。
そんな作品なのです。
ふたり芝居は。

しみます。






2008
05,24
二口です

稽古もあと数回しかありません。
ドキドキします。

稽古での演出の言葉が胸にしみます。
その言葉に感動します。
不思議ですがどうしようもなく。

愛を感じます。
敵意を感じます。
決意を感じます。
ふるえます。

こんな稽古場他にはありません。
きっとそこで出来上がるこんな芝居も他にはないでしょう。
「こんな」はどんなのでしょう。

しみた言葉の先には。
しみた足跡が。
いつのまにか立ち昇ります。

本当に大事な時間というのはきっとそんなにはないのです。





2008
05,13
二口です

先日見上げると真っ青な空にくもが一筋道をつけていました。
あの道はどこにつながっているのだろう。
どこに行けるのだろう。
遠いせかいに思いを馳せました。
ちょっとくらくらするけれど。
稽古に行く途中のことでした。

今回の公演はアトリエ劇研演劇祭に招待されたものです。
演劇祭のテーマは「道」。

私達の進む道はどこにつながっているのでしょう。
それはどこから始まっているのでしょう。
鈴江さんとはじめて出会ったあの日。
押谷さんとはじめて目をかわしたあの日。
もうずっと遠くなってしまったあの日を想います。
そしてこれからのずっと遠くのその日を想います。
私自身の道はどこに向かっているのでしょうか。
どうもここが頼りない。
でも信じよう、自身の演技の不確かさだけは。
ゆらゆらゆれる時間だけは。
不思議に思われるかもしれませんが演技とは一瞬一瞬の不確実は時間の積み重ねでしかないと思っています。
でもそれが、そのゆれこそがドキドキした一連の時間を作るのではないだろうか、とも。
どこにもないはじめて目にする時間が出来上がる瞬間が楽しみです。

知らず知らずに道になっていればよいなぁ。
そう願いながら。
「そらのみち」を今日も探して空を見上げます。。



ちょっと訂正をひとつ。

以前書いた文章、雑誌の取材で写真を撮っていただいたことを書いたとき「セイタカアワダチソウに埋もれています」と書いたのですが間違いでした。
「のはらがらしに埋もれています」が正しいようです。

鴨川に咲く「のはらがらし」。
黄色にさくこの花は美しくそらのみちを指してゆれています。 



2008
05,07
二口です

ゴールデンウィークはいかがでしたか。
よいお天気で本当に気持ちがよい日が続きましたね。
今日からまたお仕事でしょうか。
すぅっと身体に空気を入れて、いきましょう。

私たちは数日どこにお出かけしたかというと、もちろん芸術センターです。
朝から晩までたっぷりと。
どっしりと。
ずっしりと。
お弁当を持って。
木屑にまみれておりました。

いろんなものを製作しておりました。
いろんな機械を使って。
高速回転する機械。
筋肉運動で動くきかい。
木を裁断します。
穴を開けます。
振動が身体をふるわせます。
ちょっとした力の入れ具合で上手くいったりいかなかったり。
いらいらしたり、うれしくなったり。
わらったり、うたったり、おこったり。
ばんざいしたり。

釘がうたいます。
ビスがおどります。
かなづちがリズムを刻みます。
さながら音楽家になったようです。
さてどんなものができたかな。

おたのしみに。
どんな音楽ができたのか。

ふるえる手がみなさんのこころを心地好くふるわすでしょう。
ふるえる手は今もじんじんとしています。
じんじんじんじん。
じんじんじんじん。
身体の中でうごめいています。

お見せできないのが残念です。

もうしばらくお待ちを。
すぅっと身体に空気を入れながら。









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