2008 |
11,04 |
«さあ。出発。»
2008 |
10,31 |
«広島の仲間たち»
来週末がいよいよ!
広島での公演!
私たちはもちろん稽古場でまた七転八倒の日々がつづいている。この前まで12人の芝居の稽古をしていた同じ建物で、2人芝居はとてもひろい。稽古場がひろい。人の間をすり抜けないと奥までいけなかった演技空間が、今はのびのびストレッチの空間になる。しかししかし。
その分一人の役者にのしかかるプレッシャーは重い。重くて、その重さをはねかえす軽やかさを身にまといたい、と役者はまたまたそのなぞめいたコツを求めてもがくのだ。
広島でももがいてくれている仲間がいる。チケットを売るのだ、という決意表明をしてくれている仲間がいる。
自分が出演するわけでもないチケットをどうやったら売れるのだろう?……きっと彼らはもがいてくれている。苦労は相当なものに違いない。そして、そんな苦労があってこそ私たち役者の、演出の、スタッフの営みは実を結べるのだ。
その自覚は僕らをふるいたたせる。
ほら。
みてほしいこのまちまちなゲンコツを。中にはチョキを出して勝手に負けてるおじさんもいる。ああこのまちまちな人たちがひとつになってくれるという奇跡!まちまちなアッパーカットに打たれて、僕らは稽古場で感動のあまり三歩歩めず……いやいや。ないている場合ではない。僕らはやるのだ。実現するのだ。奇跡のような時間を。
山小屋シアター。横川駅から下りてすぐのちいさな隠れ家みたいな基地。どうかどしどし来てください。別に京都から出かけていっちゃいかんという法律はないのです。東京からいっちゃいかん、という決まりはないのです。北海道から金沢から、全国各地から「見逃してしまいそうだ……」と焦った人たちが押し寄せるでしょう。
これを過ぎると半年、この世界のどこでもこの二人芝居はやりません。
急げ!山小屋へ!
2008 |
10,28 |
無事に楽日が終わりました。
ありがとうございました。
天候に恵まれない条件で始まった初日から、楽日まで、たくさんのお客様に来ていただけて、もうほんとに私たちはしあわせものです。
近い距離で客席から迫られている恐怖、そして快感は、確かに役者に冷や汗をかかせていたはずです。そして、もしかしたらお客様にもへんてこですてきな体験になっていたらいいなあ、と祈っています。
どうぞ皆さんこれからもよろしくお願いします。
さあ。もう10日もすれば私たちは広島にいる。
かみしめる暇もなく私たちは動き続けるほかないのだ。
ふたりしばい「顔を見ないと忘れる」は今年最後のステージだ。
もう次の稽古を始める。私たちに休息など要らないのだ。
と役者たちは迷いを見せていない。
見せていないのだ。ふふふ
2008 |
10,26 |
«さあ次がラスト。»
初日が開けた。やれやれ。
と思っていたら、緊張と興奮と静寂と熱い拍手と、……そしてあっという間に楽日。
舞台はあなたをまっています。
椅子もあなたを待っています。
ほら。魅力たっぷりの椅子でしょ。
この椅子の何倍も魅力たっぷりな役者が皆さんを待っています!
我々のがんばりをこえるなにかがときどき劇場の天井からのぞいている気がする。確かに天井近くには木の柱がワイヤーからぶら下がっていて、そこになにかがひそめる余地はありそうだけれど。
なんだろう。なにがのぞいていても、我々はただただ、ゆくのだ。ゆく。ゆく。京阪電車もゆく。阪急電車もゆく。京都市地下鉄もゆく。そして、松ヶ崎駅から徒歩15分でアトリエ劇研だ。我々は、明日も、
ゆく。
2008 |
10,25 |
«初日が開けた!»
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