2007 |
05,22 |
«弟。»
三人兄弟の長女である押谷です。
昨日、久しぶりに三つ下の弟から電話があった。また親と喧嘩でもしたのかと思っていたら今回は違った。
弟はつい先日転職を決め、念願の会社に就職することとなった。そして今は研修期間なのだそうだ。
「転職決まって良かったなあ。今度はちゃんと続けてね。」などと一通りの会話を済ませると、弟が言った。
「お姉ちゃん、明日、会社のえらいさんの前で一言アピールせなあかんねんけどなんて言おう。お姉ちゃん、そういうの得意やろ。」
弟の中では、私は一言アピールが得意な姉という認識なのだと初めて知った。衝撃的だ。私がいつ弟の前で一言アピールをしたのだろう。しかも上手に。兄弟と言えども、お互いに相手のことをどのように感じているのかは、話してみないとわからないものだなぁと思う。
私:「得意ではないけど一緒に考えよか。じゃ、とりあえず特技は?」
弟:「そんなん、ないわ。お姉ちゃんは?」
私:「お姉ちゃんの特技は・・・。じゃ、趣味いこか。」
弟:「映画。最近観たのはバベルとか、スパイダーマンかな。」
私:「ありきたりやな。じゃ、好きな食べ物は?」
弟:「ハンバーグ。」
私:「しょーもない。」
弟:「お姉ちゃんは?」
私:「・・・。ほなあれや、死ぬ間際に食べたいものは。これぐらいじゃないとインパクトないやろ。」
弟:「そうやな。・・・。・・・。」
私:「何かないの。」
弟:「脂ののったハマチ。」
私:「さしみかい。」
どうでもいいような会話が楽しく、1時間半もしゃべりとりあえず一言アピールも完成。きっと、印象に残るアピールをしてくれたに違いないと思っている。
ハンバーグが好きな食べ物であることも、ましてや死ぬ間際に食べたいものが刺身であることも、この電話がなかったら知らないままだったに違いない。もっと弟の事を知りたいと思った。
最後の晩餐は、一緒に刺身食べようね。
昨日、久しぶりに三つ下の弟から電話があった。また親と喧嘩でもしたのかと思っていたら今回は違った。
弟はつい先日転職を決め、念願の会社に就職することとなった。そして今は研修期間なのだそうだ。
「転職決まって良かったなあ。今度はちゃんと続けてね。」などと一通りの会話を済ませると、弟が言った。
「お姉ちゃん、明日、会社のえらいさんの前で一言アピールせなあかんねんけどなんて言おう。お姉ちゃん、そういうの得意やろ。」
弟の中では、私は一言アピールが得意な姉という認識なのだと初めて知った。衝撃的だ。私がいつ弟の前で一言アピールをしたのだろう。しかも上手に。兄弟と言えども、お互いに相手のことをどのように感じているのかは、話してみないとわからないものだなぁと思う。
私:「得意ではないけど一緒に考えよか。じゃ、とりあえず特技は?」
弟:「そんなん、ないわ。お姉ちゃんは?」
私:「お姉ちゃんの特技は・・・。じゃ、趣味いこか。」
弟:「映画。最近観たのはバベルとか、スパイダーマンかな。」
私:「ありきたりやな。じゃ、好きな食べ物は?」
弟:「ハンバーグ。」
私:「しょーもない。」
弟:「お姉ちゃんは?」
私:「・・・。ほなあれや、死ぬ間際に食べたいものは。これぐらいじゃないとインパクトないやろ。」
弟:「そうやな。・・・。・・・。」
私:「何かないの。」
弟:「脂ののったハマチ。」
私:「さしみかい。」
どうでもいいような会話が楽しく、1時間半もしゃべりとりあえず一言アピールも完成。きっと、印象に残るアピールをしてくれたに違いないと思っている。
ハンバーグが好きな食べ物であることも、ましてや死ぬ間際に食べたいものが刺身であることも、この電話がなかったら知らないままだったに違いない。もっと弟の事を知りたいと思った。
最後の晩餐は、一緒に刺身食べようね。
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