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演劇ユニット 昼ノ月

3人でお芝居します。
2024
04,26

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2007
04,02

«道。»

押谷です。

突然ですが、あなたは何の為に働いていますか? もしかして働いていませんか?
私は何の為にはたらいているのでしょうか。

近頃の若者はすぐに仕事を辞めてしまうらしい。こういう若者たちを年長者はわがままだとか我慢が足りないと言う。本当にそうなのか。
年功序列というレールが間違いなくそこにあった時代はもう終わっているのに。
今、そのレールに乗ってゴールは間近という人々の若い頃には、はっきりと目に見えるレールが存在しただろう。自分の周りを見渡せば、自分の10年後、20年後のポストや給料まで予測できたのかもしれない。それは昔の話。時代は変わり、そのレールはかなり脆くなっているらしい。今やなんとか若者を騙して維持しているのが現状のようだ。一部の考える若者は将来に不安を感じたり、仕事の内容にギャップを感じてそのレールを自ら降りてしまう。そんな彼らをわがままだとか我慢が足りないなどと言えるのだろうか。

大体、若いうちはいろんな苦労をして少しずつ階段を上り、ようやく自分のやりたかった仕事に就けるもんだと言われそうだが、この制度自体が揺らいでいるのだ。年功序列という制度が堅固であった時代だからこそ、将来も約束され、それを励みに若者は下積みも我慢できた。もし将来の約束もなく、自分のしたい仕事に就ける保障もなく、リストラに合う危険性まであったらそんな下積み時代を文句も言わず続けていけるものだろうか。

確かに、仕事を途中で辞める若者の中にはわがままや我慢が足りなくて辞めていくものもいるだろう。しかし、とんでもない数の競争の中で高い倍率を潜り抜けてレールに乗った人たちでさえ辞めて行く。厳選した人材であっても与えられる仕事は雑用が主。その雑用期間を過ごしきっても先に昇給や昇格という確実なレールがあるわけではなく、レールから外れれば会社から必要とされていないという閉塞感だけが残る。そうなれば、全てを諦めて、働き続けることを目標にして勤め上げるか、転職するかのどちらかだ。

年功序列という制度は、安定した企業の発展があってこそ。発展もここまでくると頭打ちとなり、維持することさえ危ない状況にある企業は多い。そんな中で若者は何を考えるか。
何のために働くのか。自分は何がしたいのか。
企業で管理職をしているおじさまたちとは比べものにならないほど、今の若者たちは自分自身を見つめているのではないだろうか、そんな気がするのです。


あなたは今、何のために働いていますか?

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この足で歩いていく。
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