2007 |
04,30 |
«言い訳。»
いろいろと忙しくしておりました。
はい。これは言い訳です。
私はいろいろな事に言い訳をし、自分を自分で許しながら日々を過ごしております。
遅刻をしてしまう時も、学校を休む時も、ご飯を食べる時も。
いつまで許すのでしょうか。みんなはいつまで許してくれるのでしょうか。
いや、もう許してくれていないのかもしれない。そんなことにも気づかず、私は私を許しています。
早く気づけ、私。
2007 |
04,09 |
«寝不足。»
学校にはいろんなチラシやフリーペーパーが置いてある。それを見るのが私の楽しみの一つだ。
そこで見つけたフリーペーパー。『特集 真夜中の過ごし方。』面白そうだ。中身は、夜中まであいているお店などが紹介されている。中に、夜中まであいている本屋さんがあった。
へぇ~、24時間なんだ~。と思いながら、講義にも必要な本を探しにこのお店へgo
あれ?ここどこかで見たことある。
ううう~ん。
あ!っていうか、ここよく通る道やん。こんなところに24時間の本屋さんがあったなんて。。。
知らなかった。
そういえば以前、昼ノ月の稽古が終わったあと鈴江さんは本屋に行くからと言ってここで別れたような気が。
そっか、ここだったのか。
早速、本を探す。あったあった。気付けば4冊も手にしていた。
所持金と値段を考えながらレジへ。
うう。残金わずか。上記の反則金のこともあり、頭が痛い。
そういえば、シャンプーがきれかけていたような…。これ以上お金を使う勇気が無いので、気のせいだと思い込みながら家路につく。
シャンプーと引き換えに本を手にした私は、きっと今日も眠れない。
2007 |
04,06 |
«友人と。»
押谷です。
つい先日、高校時代の友達と久しぶりに会った。
どれくらい久しぶりかというと、実に3年ぶりなのだ。3年前に会ったときのことを今でも鮮明に覚えている。彼女はこれから鍼灸師の学校に行くと言っていた。
あれから早や3年。
彼女は鍼灸師になって私の目の前にいた。変わらないなぁ。いつもの彼女がそこにいた。それが嬉しいのだ。ところが話をしてみれば、私の知らない彼女のいろんな事が出るわ出るわ。
彼女はドイツ人の彼とラブラブで、正式にプロポーズされ、結婚するのだそうだ。彼の写真も見せてもらった。
ブルース・ウィリス似の優しそうな彼である。羨ましいかぎりだ。仲良く写っている写真を見ると、ほんとに幸せなんだなと感じた。彼女は今年の夏にドイツに行き、これから住むであろうドイツを視察してくるらしい。きっとビールがおいしい、ソーセージの国だ。(これは私のドイツに対する勝手なイメージ)
気をつけて行ってきてね。
ちなみに、ドイツに発つのは6月11日。私たちの公演が6月9,10日。もう、これは運命としか言いようがないでしょう。彼女は公演を観にきてくれる。いい公演にしたいと思った。頑張ろう。
話は高校時代の思い出に。
私たちの出会いは、高校のクラスが同じだったところから始まる。はずだった。
ところが、お互いに高校の入学式の当日には顔見知りであった。
中学の3年生の時、英語でスピーチを行うというコンテストがあり、私はそれに参加した。自分のスピーチがどんなに悲惨なものだったか、今思い出すだけでも赤面してしまう。忘れもしない。そこに彼女は居たのだ。
しかも、スピーチではなく、舞台で歌を歌った。曲はビートルズの「ハードデイズナイト」
しかも振り付け有! 度肝を抜かれた。度肝を抜かれる振り付けだったのだ。落ち込んでいた私の心は、その歌と振り付けと彼女にくぎづけ!!
そんな彼女が、高校にいた。それだけではない。そのスピーチコンテストに来ていた学生の半分くらいがそこにいた。新しいクラスで、顔も名前も知らない子ばかりというのではなく、なんとなく見たことある子が、何人かいる。それが高校生活の始まりだった。
その頃から、彼女は外人と結婚する。と言っていたらしい。
彼女はその思いを叶えようとしている。今、まさに。
もちろん、そうなる為の努力を彼女は惜しまなかった。それはそれはすごい努力。
彼女の行動力に脱帽。
夢は見るものじゃない、叶えるものだよ。
彼女がつぶやく。
どこかで聞いたことのある言葉。
私にとって本物の言葉になった。
小指。立ってますよ。
2007 |
04,05 |
«春休みはつらいよ»
こう思っている親御さんも案外多いのではないだろうか。
子供と一緒にいるのはもちろん楽しい。でもずっと続くとしんどくなる。ねばねばしてくるのだ。
変な感じだが、これが実感だから仕方がない。
このねばねばからなんとか逃れようと苦心惨憺時間の過ごし方をひねり出さなければならない。
これがまた結構大変なのだ。
3月の終わりに神戸の王子動物園に行った。
二日酔いの頭で彼と二人阪急電車に乗り1時間半ゆらり揺られて。
彼は大はしゃぎだ。なにせ上野でしか見られないと思っていたパンダがいるのだから。おまけにコアラもついている。走り出したら止まらないぜ、とばかりにグイグイ手を引っ張っていくからたまらない。勘弁してくれ世界がゆがんで見えるんだよ、といったところで聞く耳持たずゲートをくぐると一目散にタンタンとコウコウのところに。
しかし行ってみるとふつーにごろごろしていた。実にふつーに。どってぇぶやっと小汚く茶色く薄汚れたどうぶつが寝転がって笹を食べている。イヤ落ち着いて考えれば当たり前のことなのだが、パンダといえばガラス張りの小屋の中で鎮座ましましているイメージがあったのでなんだかそれはそれで気が抜けてしまったのだ。
しかしそれを見ている彼の頭の中では今日のお土産はタンタンのぬいぐるみにしようか、それともコウコウのキーホルダーにしようかという算段がどうやらはじまっているようだ。かわいぃ、という声がいつもより高い音で出てきている。やばいなぁ、よけいに世界がゆれちゃうよ。
とても良い天気のわりには時間が早いせいか人も少なめだ。
おおかたの見たいものを見終わりぶらぶらしているとシベリアオオカミの隣にオオヤマネコがいた。
初めて山猫を見た。
宮沢賢治の童話に「どんぐりと山猫」というお話があって、何度か小学校などに絵本朗読もしに行っている。でも実際に山猫を見たことがなかった。ほんとに耳がぴんとして、その耳から長いしゅっとした毛が空に向って伸びている。威厳があり堂堂とした姿にびっくりした。かっくいい。しかもなぜか旧友と再会した気分だ。すっかり抜け落ちていた記憶が埋まり、点と点が結ばったような気もする。とにかくぐらぐら頭がいっぺんに吹き飛んだ。世界の歯車がゆっくりと動き出したのだ。
いやぁ来てよかった。感動した。興奮した。
お土産はタンタンのぬいぐるみ。もちろん大奮発だ。
いやいや春休みも悪くない。
2007 |
04,02 |
«道。»
突然ですが、あなたは何の為に働いていますか? もしかして働いていませんか?
私は何の為にはたらいているのでしょうか。
近頃の若者はすぐに仕事を辞めてしまうらしい。こういう若者たちを年長者はわがままだとか我慢が足りないと言う。本当にそうなのか。
年功序列というレールが間違いなくそこにあった時代はもう終わっているのに。
今、そのレールに乗ってゴールは間近という人々の若い頃には、はっきりと目に見えるレールが存在しただろう。自分の周りを見渡せば、自分の10年後、20年後のポストや給料まで予測できたのかもしれない。それは昔の話。時代は変わり、そのレールはかなり脆くなっているらしい。今やなんとか若者を騙して維持しているのが現状のようだ。一部の考える若者は将来に不安を感じたり、仕事の内容にギャップを感じてそのレールを自ら降りてしまう。そんな彼らをわがままだとか我慢が足りないなどと言えるのだろうか。
大体、若いうちはいろんな苦労をして少しずつ階段を上り、ようやく自分のやりたかった仕事に就けるもんだと言われそうだが、この制度自体が揺らいでいるのだ。年功序列という制度が堅固であった時代だからこそ、将来も約束され、それを励みに若者は下積みも我慢できた。もし将来の約束もなく、自分のしたい仕事に就ける保障もなく、リストラに合う危険性まであったらそんな下積み時代を文句も言わず続けていけるものだろうか。
確かに、仕事を途中で辞める若者の中にはわがままや我慢が足りなくて辞めていくものもいるだろう。しかし、とんでもない数の競争の中で高い倍率を潜り抜けてレールに乗った人たちでさえ辞めて行く。厳選した人材であっても与えられる仕事は雑用が主。その雑用期間を過ごしきっても先に昇給や昇格という確実なレールがあるわけではなく、レールから外れれば会社から必要とされていないという閉塞感だけが残る。そうなれば、全てを諦めて、働き続けることを目標にして勤め上げるか、転職するかのどちらかだ。
年功序列という制度は、安定した企業の発展があってこそ。発展もここまでくると頭打ちとなり、維持することさえ危ない状況にある企業は多い。そんな中で若者は何を考えるか。
何のために働くのか。自分は何がしたいのか。
企業で管理職をしているおじさまたちとは比べものにならないほど、今の若者たちは自分自身を見つめているのではないだろうか、そんな気がするのです。
あなたは今、何のために働いていますか?
この足で歩いていく。