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演劇ユニット 昼ノ月

3人でお芝居します。
2025
02,03

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2007
06,05
一日中お芝居の事を考えている押谷です。

本番が近づいております。今週末です。カウントダウンが始まってます。

毎日のように稽古をし、稽古をしていない時間も芝居の事を考える。そんな毎日が続いています。
くーるしー、けど、たーのしー。
出来ないことが少しずつ出来ていく。出来ていたことが少しずつ出来なくなっていく。
日々葛藤でございます。
まだだ。まだまだだ。もっと、もっと。


嬉しいことに、多くの方々にチケット予約をいただき9日は昼・夜ともに完売、10日の昼公演は残席わずかとなっております。
まだチケット予約をされていないという方!
10日の夜公演は余裕がありますので、ぜひどうぞ。

みなさまのご来場、お待ちしております。

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2007
06,01
稽古は熱くおもくくるしくたかくかるくのびやかに進行中です。
無口な稽古場。役者たちも僕もしゃべりません。無言で演技のことばかりに集中しています。
高校の野球部を思い出しました。
プロ野球を目ざすわけでもなく、全国大会にいくなどというようなことも現実的な目標にならないような実力で、しかも軟式の部だったのに、どうして僕らはあんなに毎日燃えてたのだろう。もっと速い球を投げたかった。もっと遠くへ打球を飛ばしたかった。もっと速く走って塁を盗みたかった。百発百中でランナーを殺す強健の捕手になりたかった。
力が入るとよくないよ、といまどきの指導者も選手もアーチストもおとなぶって口にしますが、いやいや。僕の記憶の千里高校野球部の少年たちは力を入れる以外のなんの手も知らなかった。そして力が無理やりに入ったパフォーマンスをあきもせず続けていると、もうそれは不器用にも突破口が開かれる気配がするのを知っていた。気配がする!気配がする!……目の前ににんじんをぶら下げられた馬のようにその気配に誘われ、その気にさせられ、さて、さて、……



そりゃ力尽きますわ。グランドに大の字になってこのまま眠らせておいら土まみれで朝を迎えられたら●●子ちゃんと夜明けのコーヒーよりよっぽど幸せなのさ 
と心でつぶやいたものですわ。
押谷氏は稽古場のカーペットの塵になりたがってます。日々。寝ちゃいかんここで寝ちゃいかんのだぞ下界に帰るぞ下界に帰るんだぞおれたちはーーー

私の叫びが届くのか役者たちに。役者を塵に変えてしまう魔法の演出と呼ばれていいのか呼ばれたいのか鈴江。

土曜日の2ステージとも満席になってしまいました。お客様にはご無理を申し上げますが、日曜日に是非ご観劇くださいますようよろしくお願い致します。日曜日の2ステージは繰り返し申し上げますが、モンゴルの青い空白い雲広い風景でございます。笛の音がどこかから聞こえてきます。
どうぞよろしくお願い致します。
2007
05,28

«夢。»

今、巷で流行っているエクササイズDVDで筋肉痛の押谷です。

近頃、私はよく夢をみる。内容は支離滅裂でなんでやねんとつっこみたくなるようなことだが、夢の中の私は一生懸命だった。
去年の上品芸術演劇団の公演の時も、こんなことがあった。
そして、昼ノ月公演を間近に控えた今。

そうです。私、追い詰められているようです。それが、私の場合夢に現れるみたいです。

頑張ります。頑張りますとも。



にこやかに笑う鈴江さんです。

私を追い詰める時と、同じ笑顔です。
2007
05,24
お芝居の稽古は絶好調です。
ほら。まさにほら。



映らないんですよ?手が。すごい。目にもとまらぬ神わざのように動く二口大学の腕です。いま彼は稽古によって研ぎ澄まされた感覚で毎日を過ごしています。神経がとんがってます。すれ違いざま彼の右耳から神経が空気を切る音が聞こえました。……しゅっ!……神経はあたたかに相手役を包み込みます。彼のうしろ姿をかすかな緑色のかすみがおいかけています。鋭敏な観察眼を持つ演出家にはそれが見えるのです。聞こえるのです。ふふふのふ。

押谷裕子もすごいのです。そりゃもう、すごくて。そりゃもう、なんですわ。そりゃもうほんまにね。ほんまになんちゅうかそらもう……なんですわ。って調子で15分くらいもたせてしまう落語家がいました。昔。好きでした。
すごいですよ。そりゃもう……それがどのくらいすごいかっていうと……そりゃもうすごいもんですわ。ええ。なんですわ。

お芝居を見に来てください。そうしたらなんですわ、とあなたもつぶやいているはずです。帰りの京都市地下鉄松ヶ崎駅は「なんですわ」をつぶやく幾多の老若男女でごった返すことでしょう。

まもなく9日(土)の14時の回は完売します。
どうぞお急ぎくださいませ。他の回はまだ余裕があります。土曜14時にいこうと思っていた方には申し訳ないのですが、そちらにご予約いただけたらありがたいです。
2007
05,22

«弟。»

三人兄弟の長女である押谷です。

昨日、久しぶりに三つ下の弟から電話があった。また親と喧嘩でもしたのかと思っていたら今回は違った。
弟はつい先日転職を決め、念願の会社に就職することとなった。そして今は研修期間なのだそうだ。
「転職決まって良かったなあ。今度はちゃんと続けてね。」などと一通りの会話を済ませると、弟が言った。
「お姉ちゃん、明日、会社のえらいさんの前で一言アピールせなあかんねんけどなんて言おう。お姉ちゃん、そういうの得意やろ。」
弟の中では、私は一言アピールが得意な姉という認識なのだと初めて知った。衝撃的だ。私がいつ弟の前で一言アピールをしたのだろう。しかも上手に。兄弟と言えども、お互いに相手のことをどのように感じているのかは、話してみないとわからないものだなぁと思う。

私:「得意ではないけど一緒に考えよか。じゃ、とりあえず特技は?」
弟:「そんなん、ないわ。お姉ちゃんは?」
私:「お姉ちゃんの特技は・・・。じゃ、趣味いこか。」
弟:「映画。最近観たのはバベルとか、スパイダーマンかな。」
私:「ありきたりやな。じゃ、好きな食べ物は?」
弟:「ハンバーグ。」
私:「しょーもない。」
弟:「お姉ちゃんは?」
私:「・・・。ほなあれや、死ぬ間際に食べたいものは。これぐらいじゃないとインパクトないやろ。」
弟:「そうやな。・・・。・・・。」
私:「何かないの。」
弟:「脂ののったハマチ。」
私:「さしみかい。」

どうでもいいような会話が楽しく、1時間半もしゃべりとりあえず一言アピールも完成。きっと、印象に残るアピールをしてくれたに違いないと思っている。

ハンバーグが好きな食べ物であることも、ましてや死ぬ間際に食べたいものが刺身であることも、この電話がなかったら知らないままだったに違いない。もっと弟の事を知りたいと思った。

最後の晩餐は、一緒に刺身食べようね。

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